「21世紀経済報道」年末特集インタビュー|王燕清氏:追いかけるわけではなく、次世代技術を定義付けようとする
发布时间:2026/01/09 08:29:33
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世界の動力電池需要が1300GWhを超えたと共に、エネルギー貯蔵市場も爆発的な成長を遂げた2025年には、リチウムイオン電池業界において「規模の拡大」をめぐった競争から「製造を極める」に向けた追求へと移行しました。LEADグループ代表取締役社長の王燕清氏は、「21世紀経済報道」の独占インタビューを受けた際に、業界の競争優位性を決めるのは生産能力の規模から強じん性のあるサプライチェーンと結び付けたインテリジェント製造へ移りつつあると指摘しました。また、先見性のある技術開発投資を通じて次世代技術向けの主導権を確保するとういった戦略的思考を共有しました。


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以下、インタビュー全文となります。  


量的変化から質的変化への転化点が今到来しています。リチウム電池産業の「TWh時代」はもはや遠くの灯台ではなく、足元に押し寄せる波となっています。(テラワットアワ―を計量単位とするというのは、その需要及び生産能力が新たな段階に入っていることを示す)


2025年には、世界の動力電池需要は 1300GWh を超えたと共に、エネルギー貯蔵市場も爆発的な成長を遂げました。


実は、リチウム電池業界がいま「TWh時代」に入り始めたというよりも、主要電池メーカーの生産能力計画がすでにTWhレベルに向かって猛進しています。


「TWh時代の競争は、企業同士ではなく、強じん性のあるサプライチェーンをめぐるようになっています。」

王氏は21世紀経済報道のインタビューで、LEADは、お客様の「TWh時代」への歩みを支える最良の設備メーカー、そして業界における産業パートナーになることを目指しています。と強調しました。

 

20年以上にわたって設備製造に携わってきたエンジニア型経営者である王燕清氏は、業界の変革の話になると、目つきが鋭くなります。技術革新について語る時も、語調が明らかに早くなります。無錫出身の彼は、自身の資産は倍増し、会社の時価総額は一時「千億元クラブ」に名を連ねるまでになりました。それでも企業責任に言及した際、揺るぎない信念を持っているのが分かります。彼から見れば、企業の成長は国内に留まらず、グローバルに視野を広げるべきです。そうすることで、国内の限られた市場における価格競争から脱却し、世界市場で新たな成長点を探し出すことが可能となります。本社ビルの壁に掲げているように、LEADは「世界知能化設備のリーディングカンパニーになる」ということです。


産業変革:製造業の「不可能の三角」を突破

リチウムイオン電池の「TWh時代」において、最大の変化点は何でしょうか。単なる生産能力の数値的な成長ではなく、競争のロジックそのものを再構築することにあります。


過去10年、リチウム電池メーカーが事業の規模化をめぐって競い合ってきました。いち早く工場を建て、多くの生産ラインを敷いた者が先手を打つことができると考えられました。


その時、LEADはワインダーのイノベーションによって日韓設備メーカーの技術封鎖を突破しました。また、生産ライン全体における対応力で混合からモジュールパックまでの各工程向けの「ターンキー」ソリューションを提供しました。


これにより、LEADはバリューチェーンに対応する生産能力を参入障壁として、最初の競争優位が確保できました。


 「非標準自動化装置の分野において、ターンキーエンジニアリングが顧客ロイヤルティの向上につながります。これは単体機器を製造する設備メーカーには越えにくい参入障壁です。」王氏が振り返って言いました。


今の「TWh時代」には、電池メーカーが規模、効率、品質の三つの面で新たな挑みを迎えてきています。

スペースや労働力の制約下で生産能力を大幅に向上させるには、従来のようにただの「生産ラインをコピーする」だけでは実現できません。


王氏はこう述べました。「いま、顧客に納入するのは、先進的な生産ラインにとどまらず、早急な立上げ、安定的生産、継続的価値生み出しを可能にしたTWhレベルのスーパーファクトリーです。」


その裏には、規模、効率、品質の「不可能の三角」を克服するための取り組みがあります。「不可能の三角」に対し、王氏が「製造を極める」という解決策を提示しました。これは、物理的空間の拡大に依存するものから、デジタルインテリジェンスによって駆動されるものへの根本的な変革です。「誰が先にこの変革を成し遂げるかが、TWh時代の主導権を握る鍵となります。」と彼は強調しました。


詳しくは次の三点に整理しました。「第一に、データ駆動です。 工場内のデータサイロを解消し、見える化、分析・制御可能なデータベースを構築します。これはすべての意思決定の基盤となります。第二に、AI活用です。人間の目では発見できない欠陥を見抜き、人間の経験を超えた最適なプロセス条件を導き出すようにします。第三に、フレキシブルオートメーションです。 生産ラインに思考力と適応力を持たせ、多品種切替生産体制や秒単位の段取り作業を実現します。」


例として、効率向上においてはデジタルツイン技術が重要な役割を果たしています。「実際の工場建設に着手する前に、全く同じの仮想工場を建てて、設備の設置や生産ラインの統合調整、プロセス最適化などを仮想空間で事前に実行することができます。そうすると、設備納入の効率は最大50%向上できます。顧客側の工場立上げも数カ月前倒しして完了する可能性があります。また、実際の工場が稼働し始めると、この仮想工場がAIの頭脳として機能し、リアルタイムでデータ分析を行い、その結果を生産ラインの最適化に適用させ、設備の総合効率(OEE)を35%向上させることができます。」と王氏が補足しました。


「ターンキーソリューション」から「次世代技術の定義付け」へ

大手企業との深い連携は、第二の参入障壁となります。


王氏によれば、LEADは世界トップクラスの電池メーカーと共同開発の仕組みを構築しています。スーパーファクトリーの設計段階から生産プロセスの設計に協力し、顧客と共に技術イノベーションを推進していきます。このような密接なやり取りにより、LEADの製品は市場ニーズに的確に対応できるよう確保します。


規模及びサプライチェーンにおける優位性は第三の参入障壁になります。


「多くの納入実績を背景に、サプライチェーンにおける価格交渉やコア部品の内製化、コスト管理の面で優位性を持っています」と王氏が述べました。これにより、LEADは激しい市場競争に余裕を持って対応できる以外に、コストの優位性を活かして技術開発への投資を追加することも可能です。


王氏は、継続的に競争優位を維持する要因を次の三点に整理しました。

l  プラットフォーム化戦略の活用

l  研究開発仕組みの強化

l  現地拠点によるサービス力のグローバル化


王氏は「飽和型攻撃」という言葉で会社の研究開発戦略を表現します。「我われは既存技術を追いかけるわけではなく、次世代技術を定義付けようとしています。全固体電池設備や複合集電体設備などの分野では、早期から研究開発を行い、技術の主導権を確保するよう取り組んでいます。」


全固体電池を例に挙げると、王氏は次のように説明しました。「全固体電池の生産プロセス及びその生産設備が液系電池と大きく異なります。従来のリチウム電池製造にはそのようなことがありません。」


全固体電池の量産化を左右する設備側の要因として、以下のようになります。

l  固体‐固体界面接触の生産プロセス及び設備効率の課題解決

l  専用設備の技術成熟度及び国産化

l  GWh量産レベルに対応出来るような生産能力及び歩留まり率

l  生産プロセスの統合及び自動化

l  大規模生産におけるコスト管理


「当社はリチウム電池分野で培った高精度製造の知見を活かし、異業種の技術を積極的に取り入れ、複合型チームを結成することで、全固体電池の量産化ニーズに応えるために製造精度及び生産プロセスの適正化を推進するよう取り組んでいます。」王氏が21世紀経済報道の記者に言いました。


高付加価値市場でのシェア拡大

回避できない課題として、当面は新エネルギー業界において構造的過剰により価格競争を引き起こすのが顕在化しています。


王氏が同業の企業に呼びかけた「過当競争から脱却する」というのは、業界で広く議論されました。「無駄な競争を回避するとは、競争を避けるわけでなく、価格上の悪意競争より価値創造で利益を追求すべきだという意味です。」


では、価格競争に巻き込まれず市場シェアを維持するにはどうすればよいのか。


王氏はこう説明しました。第一に、TCO(ライフサイクルコスト)で価格競争を代替します。設備の購入価格よりは、顧客が生産ラインの歩留まりや稼働率、エネルギー消費などにさらに関心を持っています。 「LEADの設備は購入価格がやや高いかもしれませんが、技術イノベーションによって原価低減と生産性向上に大きく寄与します。生産工程で得られるコスト削減効果は、設備購入価格の差をはるかに上回ります。これは価値競争の本質です。」


第二に、差別化によって同質化の競争から脱却します。 競争の激しい市場において、LEADは低付加価値の競争には参加せず、将来性の高い技術分野に先行に投資すると考えています。全固体電池、大円筒形電池、大容量蓄電池などは技術参入障壁が高く、価格競争に巻き込まれません。「これらの分野に早期から取り組むことで、価格競争を回避すると同時に、将来市場の主導権を確保できます。」


第三に、グローバル化によって成長余地を広げます。海外市場では、価格よりも技術の信頼性や納入実績が重視される傾向があります。「海外事業展開はすでに成果を上げ始めています。海外からより質の高い受注を獲得できます。これにより国内の価格競争から脱し、世界市場で新たな成長機会を見出すことができます。」と示唆されました。


財務データによると、2025年上半期の海外売上高は11億5400万元となり、前年同期比で増加され、マージン率は40.27%に達し、全体事業のマージン率を上回りました。

 

また、LEADは国家及び国際的な業界標準の策定に積極的に関与し、装置製造の標準化、モジュール化を推進することで、低い生産性を淘汰し、市場環境を整えるよう取り組んでいます。


王氏は、海外展開を進める際に、知的財産を大切にしてイノベーションを守ると呼びかけました。「イノベーションが守られてこそ、価格競争から技術競争への移行を推進することができます。我々は知的財産権をしっかりと保護し、模倣行為を厳正に取り締まり、業界に技術を重んじる善意競争に戻させるよう頑張ります。同時に、サプライチェーンのパートナーや同業企業と協力し、エネルギー貯蔵や水素エネルギーなどの新分野を共同で開拓していきたいです。技術の波及効果によりサプライチェーンの高度化を推進し、既存市場における過当競争を回避し、技術イノベーションによる利益を図ることを提唱致します。」


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